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宇賀(迦)神社のおこり

宇賀(迦)神社のおこり01

今の宇賀(迦)神社はどうして、現在地(大字花園字鹿子山)にご鎮座されるようになったか、いささかその起源を探ってみましょう。

さて、今を去る1250年程前のことになりますが、頃は聖武天皇の御代で神亀(じんき)という年間(724~729)のことです。

当時、岩城郡飯野村(現在の棚倉町大字上台、玉野、福井)という所に、たいそう信仰心の厚い農夫が住んでおりました。その農夫は、ある時、信心のために西国を巡礼しようと思い、さっそく旅の支度を整えて準備もよろしく、勇んで旅立っていきました。行く先は、西国の五畿内(昔の山城、大和、河内、和泉、摂津)と申しますから、今の京都。奈良、大阪、兵庫方面です。予定にしたがって次々と参拝を済ませ、ある日、今の大阪(昔の摂津難波)まで来ると日が暮れましたので、一軒の宿を見つけて泊まることにしました。

宇賀(迦)神社のおこり02

農夫は連日の旅の疲れが出て、ぐっすりと寝込んでしまいました。すると、いつしかしらじらと夜が明けそめ、東の空がしらむころになりました。農夫はまだ目がさめず、うとうとしていると不思議な夢を見ました。 それは、白髪で長いひげを胸までたらした品の良い老人が、音もなく農夫の枕もとに立っていました。そして、重々しい声で、「わたしは宇賀の明神であるぞよ、これより東国の方にわたしのゆかりの土地がある。わたしをその土地まで連れてまいるがよい。そうすれば、わたしはその土地に鎮まって氏神となり、永く万民の仕合せや利益を守ってあげられよう。だからお前が背負って来た皮籠にわたしを納めて、連れてまいるがよい。しかし、途中では決して皮籠のふたをあけてはならぬぞよ。」と強くいましめました。

農夫は驚き、ハッ!と目を覚ましましたが、老人は皮籠にお入りになられたのか、どこにも姿はありませんでした。農夫は“はて、さて、不思議なことがあるものだ”と首をかしげましたが、もともと信仰心の深い人ですから、“これは正夢に違いない。お告げの通りしなくてはなるまい”と心に決めて、翌日、旅の支度もそこそこに、皮籠を背負って帰郷の途につきました。途中、幾日も幾日もかかってようやく元の飯野村の近くまで戻ってきましたが、長い旅で身も心も疲れ果て、一歩も足が進みません。ふと気がついてみると、一軒の家にたどりついていました。 これ幸いと、一夜の宿をお願いしてみると、そこのご主人は快く引き受けてくださいました。そして手厚いもてなしを受けた農夫は、やがて床に入るといつしか深い眠りに入っていました。それから、どのくらいの時が経ったか分かりませんが、うつらうつらと夢を見ていました。すると、いつかの白髪の老人がまた枕もとにすーっと立って、おごそかにこう申されました。「これこれ、ここがわたしのゆかりの土地である。わたしはここに留まり、万民を守ってあげる。また、お前も遠いこの地まではるばる送ってくれてありがとう。うれしく思うぞよ。その代わりお前の子孫も永く守ってあげるぞよ。」といい終わったところで夢から覚めました。

宇賀(迦)神社のおこり03

そこで、翌朝になって早々と担いできた皮籠をそーっと開けてみると、こわいかに、長さは五寸(約15.6センチメートル)ばかりの白蛇が出てきました。農夫が腰を抜かさんばかりに驚いていると、その白蛇は、まばゆいばかりの金色に輝き、たちまち広い野原に姿を消してしまいました。

これを見ていた宿の主人は、この不思議な出来事に驚いて農夫にたずねました。農夫から今までの一部始終を聞いた主人はまたびっくりしました。

この話は、いつしか次から次へと伝わって、たちまち付近の役人や村人まで広まってしまいました。すると、この役人や村人たちは“これは、ありがたいことだ”とたいそう喜んで、みんなで新しい神殿を建てて宇賀明神を祭り、一心に信心してそのご利益を得るようになりました。この話はさらに広まり、知った人の中には熱心な信仰のあまり、自分の家に棚を作って倉稲(うげ)の魂(みたま)を祭る農民さえあり、日に日に信者は増えて盛んになったと申します。やがて、その倉稲の魂のご分霊を、現在の地(棚倉町大字花園字鹿子山)にお迎えして、宇賀(迦)神社としたということです。

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