八槻都々古別神社(奥州一宮)
都々古別三社の一社で、江戸時代頃には「近津三社」(馬場都都古別神社・八槻都々古別神社・下宮近津神社)と総称された“中宮"にあたります。
縁起によれば、日本武尊(ヤマトタケル)が八溝山の「東夷」の大将を討った際、守護として現れた三神が建鉾山より箭(や)を放ち、箭の着いた場所を箭津幾(やつき)とし都々古別神社を創建したのがはじまりといわれています。
祭神は農業の神である味耜高彦根命と日本武尊を祭り、のちに武神が加わったものと考えられます。その年の新籾を藁苞に入れて(ツトッコという)奉納し、その折他のツトッコをいただいて帰る風習があったとされる霜月大祭や御田植の神事(旧正月6日)等の存在は、農耕神の性格を物語っています。
社宝には銅鉢(国指定重要文化財)、木面十一面観音立像(国認定重要美術品)など数多くの貴重な文化財が遺されています。
祭り
御田植祭(旧暦1月6日)
御田植祭は穀物の豊穣を祈って神楽を奉納するお祭りで、拝殿において、ユーモラスな舞と掛け合いで一連の稲作風景が演じられます。(国指定重要無形文化財)
宮司の祝詞奏上から始まり、楽人による奉納の舞が行われます。約400年の歴史を持つ、伝統行事です。
霜月大祭(12月第2土・日曜日)
拝殿では五穀豊穣等を祈願して、御神楽(「七座の神楽」、「太々神楽」)が奉納されます。境内・周辺には露店が立ち並び、「八槻市」として、名物のゆず、しょうがを買い求める参拝客で賑わいます。
名称 | 八槻都々古別神社:奥州一宮 (やつきつつこわけじんじゃ) |
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所在地 |
〒963-5672 【駐車場】有り 約20台 【最寄り駅】JR水郡線 近津駅(ちかつえき)下車→徒歩13分(約900m)、タクシー3分 最寄りのタクシー会社:ちかつタクシー TEL0247-33-2722 |
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- 2023年6月7日
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