2025年8月1日(金)、福島県指定重要文化財である八槻家住宅で、茅葺屋根の燻蒸作業を行いました。
「燻蒸(くんじょう)」とは、木材を燃やして煙でいぶす作業のことです。
煙の成分には、防虫効果や防菌・抗菌効果があります。
八槻家住宅には、現在 囲炉裏がないために、これを日常的に行うことができません。
今回は、職人さんが煙のみを送ることができる装置を使って、ダクトを通して屋根裏に煙を送り込みました。
使っている木材は、ヤニが出ない広葉樹(ナラ、クヌギ、サクラなど)を使っているそうです。
また、煙をよく出すために水分の多いものを選んでいる、とのことでした。
茅葺屋根住宅を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが必要です。


