更生医療は、身体障がい者の自立と社会経済活動への参加の促進を図るために行われる更生のために必要な医療です。通常医療費は3割が自己負担となりますが、この制度を利用した場合、自己負担が1割に軽減されます。また、本人や世帯の所得に応じて、毎月の負担上限額が設定されます。
対象となる方
身体障害者福祉法に基づき身体障害者手帳の交付を受けた方で、その障がいを除去・軽減する手術等の治療により、確実に効果が期待できる18歳以上の方が対象となります。(18歳未満の方については、育成医療の対象になります。)
なお、申請は治療を開始する前に行う必要があります。
対象となる障がい及び医療例
対象となる障がい |
医療の具体例 | |
1 | 肢体不自由 | 人工関節置換術、関節固定術等 |
2 | 心臓機能障がい | ペースメーカー植込術、人工弁置換術等 |
3 | じん臓機能障がい | 人工透析、じん臓移植、じん臓移植後の抗免疫療法 |
4 | 肝臓機能障がい | 肝臓移植、肝臓移植後の抗免疫療法 |
5 | 小腸機能障がい | 中心静脈栄養法 |
6 | 免疫機能障がい | 抗HIV療法等 |
7 | 視覚障がい | 水晶体摘出術、白内障手術等 |
8 | 聴覚障がい | 人工内耳植込術、外耳道形成術等 |
9 | 音声・言語・そしゃく機能障がい | 口唇形成術、口蓋形成術、歯科矯正医療等 |
申請に必要なもの
・自立支援医療費(更生医療)支給認定申請書
・自立支援医療(更生医療)意見書(障がいの種類によって、用紙が異なります。)
・同意書
・健康保険証の写し
・身体障害者手帳
・マイナンバー(個人番号)がわかるもの(本人と同一保険加入者全員分)